山国川の清流、河床一帯に広がる変朽安山岩(へんきゅうあんざんがん)、そして小さな石ころの三位一体で生まれた自然の造形物が、「猿飛千壺峡(さるとびせんつぼきょう)」です。 長い年月をかけ、自然の激しい渓流が造りあげた大小無数の甌穴(おうけつ)が約2kmに渡って峡底に広がっています。「猿飛」という名前は、その昔、山猿が現れて岩から岩を飛び回っていたことから名付けられました。国の天然記念物に指定されており、下流に行くと、「魔林峡」や「念仏橋」があります。春は桜、秋は紅葉のスポットとしてもおすすめの景勝地です。 (2022.3)