鏝絵とは、家の漆喰の壁面に鏝を使って顔料を入れて色漆喰を作り薄肉状に盛り上げた浮き彫りを施し、彩色をしたものです。 安心院(あじむ)では明治初頭から盛んに制作され、70箇所余の鏝絵が今でも残っています。 安心院の鏝絵は戸袋一面を使ったものや大壁一面を使ったものなど、ダイナミックな技法・手法が使われているのが特徴です。 図柄には幸福を招くものや、魔除け、子孫繁栄等の願いを込めた題材から、ユーモラスなものまで多種多様なものが存在しています。 事前連絡で、ボランティアガイドによるご案内も可能です。 (2021.3)