上の湯、地蔵湯とも呼ばれる地蔵泉は旅館街に囲まれた場所にあります。古くから開かれた浴場で、鎌倉時代に大友頼泰が湯坪を掘り地蔵菩薩を安置したことが、この温泉の始まりと伝えられています。江戸時代以降、歴代領主が保護を加え、明治時代以降は鉄輪・柴石・亀川といった温泉場と共に明礬温泉として発展を遂げました。現在の温泉は平成5年に建設されたもので、内湯が男女各1槽の無料温泉。草津温泉などにも見られる殺菌性の強い酸性の温泉で、お湯の色は乳白色、泉質は硫黄泉で皮膚病に効果がある温泉として遠来の方も多数訪れています。