黒岳の麓にある男池(おいけ)は阿蘇野川の源流にあたり、黒岳が長い時間をかけてろ過した水が湧き出している湧水群です。 環境省の「日本名水百選」、「豊の国名水15選」にも認定されており、湧出量は平均毎分14t、1日に約2万tと水量が豊富で、休日には水を汲みに集まる人々で賑わいます。 底が見えるほどに透き通った水は、口に含むとまろやかで優しい口あたりで、水質は炭酸水素カルシウム型。古くから地域住民の生活用水、かんがい用水として利用され、「黒岳の自然を守る会」が保護と周辺の保全に力を入れています。 湧水が流れる先へしばらく歩いていくと「名水の滝」が現れます。遊歩道なども整備されているため、心地良い木漏れ日のなか森林浴やトレッキングを楽しめます。 (2024.7) ※災害の影響で、「名水の滝」が通行止めとなっております。「男池」は立ち入り可能です。通行止めが解除されましたら、改めてお知らせします。 (2024.9)