通称「今市の石畳」と呼ばれているこの通りは、江戸時代の参勤交代の際に使われていた豊後鶴崎と肥後熊本を結ぶ肥後(豊後)往還の石畳道です。 豊後岡藩の宿場として中川氏によって設けられ、かつては坂本竜馬や勝海舟も通ったと言われています。上町・下町からなっており、両町の境では、道はクランク状に曲げられています。通り沿いには、肥後細川侯の脇本陣や茶屋代官がありました。 家の立ち並ぶ幅約6mの道の中央には整然と石が並べられ、往時の大名行列の姿を彷沸とさせます。県内では貴重な石畳道として昭和47年に県指定史跡として指定されました。