江戸寛延3(1750)年に開湯したと伝えられる鷺来ヶ迫(ろくがさこ)温泉は、臼杵藩主への献上湯として利用されて以来、「著しい効能がある」と人々に愛され続けている名湯です。 飲めば「胃腸の湯」、浸かれば「美人の湯」といわれ、自家源泉から自然湧出する茶褐色の湯が湯船に溢れています。入浴は、ぬる湯のヒノキ風呂(38℃)で体の芯まで温まり、その後、1~2分遠赤外線サウナで毛穴を広げてから源泉風呂(22℃)へ、さらに熱湯の石風呂(42℃)も好みで使用して下さい。 この温冷交互浴を何度かくり返す方法がおすすめで、3~10日ほど滞在する湯治客が多く訪れます。飲泉湯治の場合、特に温泉水を飲む”ならし”の期間と食事時間が重要なポイントなので、余裕のある湯治計画を立てましょう。