原尻の滝は祖母・傾・大崩ユネスコエコパークの代表的な見どころのひとつです。 「田園地帯に突如現れる」ことからとても珍しい滝として知られ、「日本の滝100選」にも選ばれています。 滝は幅120mに渡って流れ落ちその落差は20mあって、滝の前にかかる吊り橋から滝を正面に眺めることができます。 また、滝のすぐ上にも、すぐ下にも簡単に近づくことができて、滝の迫力を間近で感じることができる、とても親しみやすい滝でもあります。 この滝の水が滑る岩盤は、9万年前、大噴火を起こした阿蘇火山がもたらした大火砕流が冷えて固まったものです。柱状節理と呼ばれるヒビがたくさん入っていて縦に割れやすい性質のため、このような美しい滝が生まれたと考えられています。