創建は寛永十一年、時の城主、一通公が、駿府臨済宗より鉄山宗鈍禅師の法孫、一翁東二禅師を拝請され開山となります。 以来三百七十年禅寺の法灯を護持し十七世今日に至ります。 本尊は観世音菩薩で、寺伝によると鎌倉時代の仏師恵心僧都源信で、山岳佛教のころ鎮南山中に要福院という天台宗の寺があり、廃寺となりその秘伝をご本尊となしました。 豊後臼杵西国第十六番の札所でもあります。 境内には一言地蔵と呼ばれる隠れキリシタン時代のマリア観音(織部形蹲)があり、戦国大名大友宗麟の時代を偲ぶことができます。 (2022.2)