海抜645mの尺間山山頂にある霊峰尺間神社は、釈魔大権現とも言われ、東九州の霊場として全国から参拝者が訪れます。毎年2月24日に春季大祭、7月24日に夏季大祭、11月24日に秋季大祭が行われます。日豊海岸国定公園にも指定されており、天見ヶ平展望台からの景色は格別で、四国・豊後水道・太平洋を眼下に望めます。岩の上にはイワカンスゲ・ヒュウガトウキ・マルバマンネングサ・イワヒバ・ヒメミツバツツジ・シモツケがあり、クロマツやウバメガシもみられます。明治の文豪国木田独歩は二度登っています。 御来光を目当てとする参拝客は大晦日から登山を始めます。通常は8合目近くまで車で登れますが、年末年始は通行止めになっていますので、ふもとから徒歩で登る必要があります。