西椎屋の大銀杏は、樹齢1300年と伝えられる県下最大の銀杏で、市指定天然記念物に指定されており、地元の「西椎屋大銀杏の会」というボランティアの方々により大切に保護されています。根回りは13m、樹高は約30mもあり、その大きさには驚かされます。これほどの大きさですから、色づく頃はとても美しく、見る人の目を楽しませてくれます。また地元では、母乳の出ない人が木から出ているつららのような気根に触ると、母乳が出るようになると言われています。樹齢1000年を超える古木には神が宿ると言われていますが、この大銀杏も、生と死が共存するような神秘的な感じを漂わせています。 (2021.3)