岡藩主の御廟(お墓)と碧雲寺庭園を史跡公園として整備したのが「おたまや公園」です。碧雲寺は、初代岡藩主・中川秀成公が御茶屋を普請しようとして建設半ばで亡くなったため、二代藩主久盛が慶長17年(1612)菩提寺にしたものです。碧雲寺に葬られた秀成の御廟(お墓)に続いて歴代藩主の御廟が造られました。初代秀成、2代久盛、4代久恒、5代久通、6代久忠、9代久持、11代久教の御廟が龍吟池に面して並んでいます。初夏には蓮の花、菖蒲がみられます。藩主御廟には墓石を覆う「覆屋」が建てられていました。二代藩主久盛の覆屋が城北町の高流寺金心堂として現在も残されています。