大分県で唯一、経済産業省から伝統的工芸品に指定されている「別府竹細工」。 その歴史や技法の解説と、緻密で優雅な個性を持つ作品を多数展示している施設です。 室町時代に行商用のかご生産と共に市場が整備され、江戸時代に入ると湯治客が使用する台所用品が盛んに生産されるようになりました。これは土産品としても好評で、市場は次第に拡大し、地場産業として定着していきました。 また、近年は、花器やオブジェなど美術工芸品としてそのデザイン性が高く評価されており、海外にもマーケットが広がっています。 施設内では、竹鈴(500円)、花籠(2000円)の製作ができる体験学習も行っています。(要事前予約) 2018年3月には「SHOP&CAFE」を増設し、竹製品の購入やコーヒーなどを楽しむこともできます。 (2020.10)