商売繁盛・家内安全・学業成就などの神様であり、九州三大稲荷にも数えられ、新年や初午祭には多くの参拝者が全国より訪れるスピリチュアルな場所です。 江戸時代、第12代岡藩主・中川久昭公が江戸屋敷でのある夜、枕辺に立ったご神霊が翌日の登城について警告し、「稲荷狐頭源大夫」と名乗りました。次の日、道中で暴漢に襲われたものの、警告に従って警戒を怠らなかったため、事なきを得ました。 久昭公は稲荷神社に感謝し、国許へと使いを走らせ、社を新たに造営し、社号を「扇の森稲荷神社」としました。久昭公や家臣は、「狐頭様」と呼んで信仰したことから、今でも「こうとうさま」と呼ばれて親しまれています。 長い石段の上からは周囲を一望できる絶景のスポットです。 (2022.11)